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とちぎの木材=とちぎ材

栃木県は豊かな森林資源を有する県。面積の約55%が森林で、その約半分を人工造林が占めています。県西の「日光林業地」や県北「八溝林業地」では、江戸時代から林業が営まれてきました。現在も木材の素材および製品生産量は関東随一。まさに今、スギ・ヒノキを中心として、木材として利用できる伐期齢(伐採できる樹齢)を迎えています。

県内産の木材は、「とちぎ材」として親しまれています。「とちぎ材」は高い品質が求められる建築用材として重宝されています。しっかりと手入れされた森で真っ直ぐに育った樹木と、歴史と先端技術を融合させた高度な加工技術は、顧客である商社やホームセンター、県外の製材業者も認めるところです。

その品質を支えるのは恵まれた気候条件。栃木県は木の生育を阻害する降雪が少なく、一年を通じて気温・降雨のバランスがいいです。さらに風水害や虫害が少なく、土壌も優れており、良質な樹木が育つ条件が揃っています。

県・市町・業界が連携しながら、木の含水率を下げることで変形や収縮を防ぐ、「乾燥材」をはじめとする高品質な製材品の増産に注力。首都圏に近い立地条件を生かして、「とちぎ材」の販路拡大を進めています。

とちぎ材の近年の生産状況

素材需要給量は、約53万m3であり、うち県産出材が約35万m3 ※、他県材が約16万m3、外材が約2万m3(国産材率約96%,県産出材率約66%)です。また、製材品の出荷量は28万m3であり、このうち約90%が建築用材として出荷されています。(H23〜H27の平均)
※県内の素材生産量は約46万m3、内、約10万m3が他県へ出荷されている。

丸太から直接切り出す
「無垢材」が主な製品

細やかに手入れされた森で育ったスギ・ヒノキは十分な強度もあることから、原木丸太から直接切り出した「無垢材」が主な製品となっています。大規模な公共建築物への利用として、より強度の高い「集成材」の生産も行われていますが、合板やPB(パーティクルボード)、FB(ファイバーボード)などの面材の生産は、ほとんど行われていないのが栃木県の特徴です。つまり、真っ直ぐで、目が均等で、欠点の少ない「とちぎ材」は、素材そのもので勝負できます。

製材工場の地域性

県北地域

大規模量産型の製材工場が集まる、関東中部最大規模の製材品生産地域です。近年は人工乾燥施設の整備が進み、乾燥材の増産体制が築かれています。全国屈指のスギ・ヒノキ乾燥材の生産地です。

県西・県南地域

中規模生産型ならではの乾燥方法の導入や、日光材・鹿沼材などの素材を生かした製品づくりをおこなっています。首都圏に近い立地を生かし、工務店や材木店に販売するなど、流通販売方法の多様化も進んでいます。

乾燥材の生産量で
全国トップクラス

木の含水率を下げることで変形や収縮を防ぐ「乾燥材」の生産量で全国トップクラス。伐採量に占める割合は全国1位です。これは素材としてのバランスが非常によく、乾燥させても変形しにくい「とちぎ材」だからこそできること。経年変化が少なく、強度が高い「乾燥材」は、高品質な建築材として支持されています。

品質・性能の信頼性

木材の強度性能や含水率を明らかにする「グレーディングマシン」の導入を促進しています。木材強度(ヤング係数/E)、含水率(SD)、製品番号を印字することで、品質と性能を証明し、「とちぎ材」の信頼を高めています。

特徴あるブランド材の生産

「ドライα」「健杉」「やみぞ美人」など、企業ごとに特徴ある製材品づくりに取り組み、ブランド化が進んでいます。JAS(日本農林規格)製品をはじめ、品質・性能の保証された製品のさらなる供給拡大を目指しているところです。

4つの林業地

栃木県には日光・八溝・高原・県南の4つの林業地があり、主にスギ、ヒノキが育てられています。

日光林業地

日光市、鹿沼市の2市からなり、面積は約6万4千ヘクタール(県土面積の10分の1)という栃木県最大の林業地です。古くから人工造林が行われ、なかには樹齢300年以上の木もあります。江戸時代には、日光東照宮の建設のために多くの木材が使われました。また、川を利用して木材を運び、江戸市民の建築用材として利用されたことなどから、育成林業が盛んになったと言われています。

高原林業地

矢板市を中心に那須塩原市、塩谷町の2市1町からなり、面積は1万8千ヘクタールです。日光や八溝に比べると規模の小さい林業地で、戦後の植林地が多く若い木が多いことが特徴。ただし、大型の製材工場も多く、林業を営むには恵まれた環境です。

県南林業地

足利市、佐野市、旧岩舟町からなり、面積は3万3千ヘクタールです。東部の旧田沼町、旧葛生町は古くから木材の生産が行われており、地元産の良質な木材は「みかも材」としてブランド化されています。

八溝林業地

大田原市および那須烏山市、那須町、那珂川町の2市2町からなり、面積は3万2千ヘクタールで、日光と並んで栃木県を代表する林業地です。江戸時代から人工造林が行われてきました。素性がよく強度もある「八溝杉」は、木材業界で最も評価される木材の一つです。

※本サイトのデータは「とちぎ材のすすめ/発行元:栃木県環境森林部林業振興課栃木県林業センター/発行年月日:平成24年3月」を元に作成されています。

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